春季高校野球東海大会が、20日に草薙、清水庵原球場で開幕する。日大三島(静岡2位)は、1回戦で昨秋東海王者で今春センバツ16強の東邦(愛知1位)に挑戦。主将の永野陽大内野手(3年)は「全国でもトップレベルのチームと春に対戦できる。良い経験にして、夏に向けて弾みをつけたい」と意気込む。

県大会では、主に3番打者として全試合安打を記録。投手としても4試合に登板し、計16回を4失点に抑えた。加藤学園との決勝では公式戦初先発初完投。1-2で敗戦も「あそこまで投げられるとは思わなかった」と収穫を手にした。

中学までエースだった永野。昨秋から投手としての練習を再開した。冬場は野手としての練習に加え、走り込みや体幹トレーニングなどにまい進。年明けからは投げ込みも行い、球種も3つ増やした。「大変だけど、少しでもチームの力になりたい」。野手、投手、主将-。覚悟を持って“三足のわらじ”を履く。

前チームでは、松永陽登(筑波大1年)がエースで4番として大活躍。チームを春夏2季連続の甲子園に導いた。主力として、その背中を見てきた永野は「夏には、自分も投打で頼りになる存在になりたい。今の実力を知るためにも、1戦1戦全力で挑みたい」と力を込めた。今大会も、状況に応じて登板の可能性も十分。強豪との真剣勝負を通じ、さらなる進化へとつながるヒントをつかむ。【前田和哉】