ロッテが投手戦を制した。先発アンドレ・ジャクソン投手(29)が7回1安打12奪三振無失点の快投。自己最多の116球を投げきり、2勝目を挙げた。打線は楽天先発の荘司に苦しめられた中で得点をもぎとった。5回2死二塁で佐藤都志也捕手(28)の右前打で二走の友杉篤輝内野手(25)が好走塁を見せ、先制。6回には寺地隆成捕手(20)のソロ本塁打と友杉のスクイズで2点を追加した。
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「仲間の分まで」。その思いが、チームを1つにした。
ロッテのベンチには、種市篤暉投手(27)の背番号「16」のユニホームが飾られた。無念の離脱となったエースとともに戦うために、サブロー監督が発案した。
種市は25日のソフトバンク戦で初回に負傷し、その後、左アキレス腱(けん)断裂と診断された。チームにとって、種市の長期離脱は大きな痛手だった。
それでも、チームは前を向く。ジャクソンは「先発ピッチャーに勝ちがついてないっていう状況もみんな知っていた。一丸となって、1つとなって。そのためにまず自分が初陣を切って、しっかりとしたピッチングをして、チームに勢いを与えるような週にしたかった。それが実行できて良かったと思います」。言葉通りの好投でチームを勝利に導いてみせた。
サブロー監督も「種市の分もジャクソンが引っ張っていってくれると思う」と期待を寄せた。
姿はなくても、心の中では常に一緒に戦っている。仲間の思いを背負い、ロッテは1つになって戦い続ける。【星夏穂】



