秋田修英が湯沢翔北に3-1で競り勝ち、初の4強入りを果たした。

先発の小武海(こぶかい)貴紀投手(3年)が5回を無安打無失点と完璧な投球。前回の試合から11イニング連続無安打を記録。「打たれる気がしない」と自信を見せた。だが、制球力の良さが持ち味の小武海は「今日は制球が良くなかったので、点数は80点くらい」と自己評価、この日は準決勝以降の登板を見据えて5回で降板。「本当はいけるところまで投げたいが仕方がない。投手陣が最少失点で抑えて、甲子園出場を果たす」と意気込んだ。

「明るさと元気がチームの持ち味」。林大空主将(3年)は、どんな場面でも“笑顔″でいることを常に呼びかけている。林は椎間板ヘルニアの影響でベンチスタートが多いが、「自分が試合に出ているかどうかは関係ない。チームが勝ってくれたらそれで良い」。この日は5回に代打で出場。三振に倒れたが、笑顔でベンチに戻り、チームメートにエールを送った。「自分から笑顔を見せてチームの雰囲気を上げる」

秋田修英は準決勝で秋田商と対戦する。「暗い雰囲気のチームは勝てない。負けていても常に笑顔を絶やさず前を向いて戦いたい」と林。一番長い夏を目指し、林を筆頭に闘志を燃やし続ける。

 

▽湯沢翔北・土崎諭史監督 エラーが多かったが、一生懸命プレーした結果なので仕方がない。主将を中心に『勝ちたい』という思いが強く、欲のあるチームだった。3年生が抜ける穴はクレーターのように大きいが、1、2年生で埋めていってほしい。

 

○…秋田中央は横手城南を6ー3で下し、2年連続4強入り。5回、荻原煌内野手(3年)の左適時打など7安打6得点を挙げ、先発の鳥井真人(3年)は5回まで1人の走者も許さない完璧な投球。7回に3点を返されたが逃げ切った。1年生で背番号6を背負う豊沢正充内野手はまだ無安打だが「先輩の分まで責任を持ってプレーをする。プレッシャーを感じず、切り替えて準決勝に臨む」と意気込んだ。

 

▽横手城南・小松拓史監督 練習試合では勝てないチームだったのに、本番に力を発揮する面白いチームだった。本当に楽しませてもらった。高橋柊投手(3年)が、常にチームを先導してくれた。高橋柊がいなければ(初の)ベスト8は果たせなかった。