智弁学園(奈良)は高田商を下し、2年ぶり21回目の優勝を飾り、夏の甲子園出場を決めた。

初回、2死満塁のピンチを抑えたが無失点で切り抜けた直後、1番の松本大輝外野手(3年)が中堅へ先頭打者本塁打を放った。続く2番山家拓人外野手(3年)の中越え三塁打と3番中山優月内野手(3年)の中前適時打で追加点を挙げ、この回2得点をあげ、主導権を握った。

3-1の4回にはスクイズと2番山家の2ランでさらに3点を追加。6回にも中山の中前適時打が飛び出し、7点目。強力打線が爆発した。

投げては背番号1の藤田健人投手(3年)と、二刀流・中山の継投で高田商打線を1点に抑えた。

◆智弁学園 1965年(昭40)創立。生徒数は346人(うち女子は144人)。野球部も同年創部。部員は58人。甲子園は夏が21回目、春は14回出場。主な卒業生は岡本和真(巨人)広岡大志(オリックス)村上頌樹(阪神)前川右京(阪神)ら。所在地は奈良県五條市野原中4の1の51。手塚彰校長。