全国高校野球選手権静岡大会決勝から一夜明けた30日、春夏通じて初の甲子園出場を決めた浜松開誠館の選手たちが、大舞台へ決意を新たにした。

この日は練習を行わなかったが、主力メンバーの一部が浜松市内の同校グラウンドで取材に対応。吉松礼翔主将(3年)は、100件近い祝福メッセージが届いたことを明かし「憧れの甲子園に行けるという、実感が湧いてきた」と笑顔を見せた。

創部26年目で初めて挑む聖地は、3日に組み合わせ抽選会が行われ、6日に開幕する。京都出身のリードオフマン・深谷哲平外野手(3年)は、関西での晴れ舞台に「地元の友達も来てくれる。活躍できるように、しっかり良い準備をしたい」。前日29日の決勝で、8失点完投した最速149キロ右腕のエース近藤愛斗(3年)も「課題の制球を改善して、持ち味の直球で押す投球をしたい」と力を込めた。