慶応(神奈川)が103年ぶりに決勝進出。21日の決勝では107年ぶりの頂点をかけて、仙台育英(宮城)と戦う。

慶応・森林貴彦監督(50)の一問一答は以下の通り。

-振り返って

笑っちゃうくらい苦しい試合でした。でも楽しい試合でした。

-小宅が完封

小宅1人でとはイメージしていなかったんですが、代え時がなかなかなくて、負担をかけてしまった。素晴らしい投球でした。この甲子園で2点差で次の投手に、ってプロみたいな継投は…そうは甘くないというのをたくさん見てきているので。鈴木も松井も信頼しているが、試合展開からすると2点を守るのは負担が大きいんじゃないかと。

-仙台育英と決勝

あさってですよね。休養日が48時間くらいほしいんですけど(笑い)、何とかコンディションを整えて。センバツで対戦してサヨナラ負けの悔しい思いをしています。素晴らしく強いチームというのは分かっていますけど、このチームの集大成として全力でぶつかりたいと思います。

-センバツで敗れてから

(実力差を)詰められたか広がったか分からないが、春に育英さんの強力投手陣や守備力を見せつけられて1-2とはいえ完敗だった。全国基準の投手に、ほぼ手も足も出なかった。もう1回夏に対戦して点を取って勝ちたいねと言っていたら、本当に最後の最後の試合で来た。こんなチャンスはない。泣いても笑っても最後の試合なので。細かいことを考えず、自分たちがやってきたことをぶつけたい。

-107年ぶり頂点へ

107年ぶりって、まったく…残念ながらピンと来ないんですけど、あとで振り返るとすごいチャレンジだったなとなると思う。せっかくだからそこへ全力で。大きな歴史を塗り替えると、してみたいと思う。

-優勝と準優勝は違う

それはそうですよね。もちろん優勝目指しますけど。相手あってのことなので。うちはいつも結果を求めようとすると思考も行動もうまくいかない。自分たちがやれることをやっていこうだけなので、試合をやって終わってみたら勝っていた、というのが最高。その瞬間が来ることを願いながらやりたい。

-その空気感はある

いや、あんまり甲子園に来たことがないので分からないけど。まあ、そういういいシナリオがもしかしたらあるかもしれない。仙台育英さんにリベンジの機会をいただいたこともいいシナリオ。そのシナリオの中で皆さんに夢を与えられるような、驚きも含めて与えられるような試合をできたらと思う。