広島の新4番・小園海斗内野手(23)が止まらない。
1回に巨人戸郷から先制の適時二塁打。4番に入って7試合で7打点、しかもこの間5勝すべてが小園のV打点という勝負強さだ。この日、新井良太2軍打撃コーチ(40)が結婚を発表。昨季、2軍で指導を受けた同コーチを祝うかのような活躍で、マツダスタジアムでの巨人戦100勝も決めた。
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小園が打てば勝つ。4番に入って7試合。この間チームは5勝2敗だが、5勝すべてで小園が勝利打点を挙げている。この日もだった。初回1死三塁から、新井監督は菊池にスクイズのサイン。巨人戸郷は攻略の難しい好投手。思い切った仕掛けで先手を取りにいったがファウルで失敗。結局、菊池は三振に倒れた。嫌な展開だったが、4番が右翼線へ先制の適時二塁打。流れをぐいっと広島に持って来た。「浮いてきた球を狙っていこうと。あんまり(得点圏は)気にせずに入りました。なんとか(ヒットが)でてよかったです」と謙虚に振り返った。
得点圏打率は両リーグトップの4割8分4厘。特に、4番に入ってからは6打数5安打7打点と猛烈に打っている。新井監督も「勝負強いですね。小園も“チャンスでオレに回ってこい”って思ってるでしょうね。それぐらい勝負強かった」と頼もしく見つめる。本人は得点圏での強さに「分かんないです…本当にあんまり得意じゃなかったんですよ」と苦笑いするが、いまや4番であることを誰もが認める存在だ。
この日、新井良太2軍打撃コーチが結婚を発表した。小園は昨季、2軍落ちし、自分を鍛え直した時期がある。そのとき、同コーチに指導を受けた。「本当に昨年2軍で一番お世話になったというか、本当に声かけてもらって成長できて、今の自分があるかなと思うんで。本当におめでとうございますっていうのは思いますし、今度お会いした時にはちゃんと言おうと思います」。広島の4番としてチームを助け、引っ張るまでに成長した姿で“お祝い”した。
3連戦の初戦に勝ち、これでマツダスタジアムで巨人戦100勝目の節目にもなった。今季4度目の貯金1。2戦目以降も、4番のバットで一気に貯金を積み上げる。【高垣誠】
○…大瀬良が6回無失点の好投で今季2勝目を挙げた。初回から走者を許す投球。6回を5安打2四球ながら粘り強く投げて巨人打線に得点を許さなかった。「いろんな球種を使って抑えられた。アツさん(会沢)がうまくリードしてくれた」と振り返った。今季初めてカード頭を任され、期待に応えた。今季は巨人戦で2試合に登板し、11イニング無失点。「マツダの巨人戦」はこれで12勝1敗という強さを誇っている。



