今夏甲子園8強の八戸学院光星が弘前南に7回コールド勝ちし、3年ぶりの決勝進出と東北大会(10月16日開幕、秋田)出場を決めた。

初戦の2回戦から3試合連続コールド勝ちの打線は0-0の2回無死一、三塁、仲里蓮捕手(2年)が「とにかく(先発した)森田(智晴)を楽にさせようと。絶対に1点取ってやる」と内角直球を引っ張り、先制左前適時打を放った。3点リードの4回は打線がつながり、打者10人の攻撃で5点を挙げた。

先発の森田は2回2死、相手6番の痛烈な打球が頭部に直撃するアクシデントがあったが、応急処置を受けて再びマウンドへ。気持ちで負けず、7回3安打完封で勝利に貢献した。仲井宗基監督(53)は「切れたりしてたら代えないといけないかなと思ったけど、切れてなくて、脳振とうとかもなかったので。(試合後は)念のために病院に行かせようかな」と話した。

決勝は青森山田-弘前学院聖愛の勝者と対戦する。仲井監督は「しっかり自分たちの力を発揮すること。東北大会の切符をまずはつかみましたので、思い切っていい野球をやれればと思います」と意気込んだ。