作新学院（関東・栃木）は星稜（北信越・石川）に破れ、あと1歩で優勝を逃した。
作新学院野球でゲームセットの瞬間まで粘りを見せたが、力尽きた。1点ビハインドで迎えた6回に、2死二塁から柳沼翔内野手（1年）が高めのスライダーを捉え、左前適時打で同点に追い付いた。しかし7回から2番手でマウンドに上がった石毛虹晴投手（2年）が踏ん張りきれず、勝ち越しを許した。
来年のドラフト候補に挙がるエース小川哲平投手（2年）が先発。4回2死からソロ本塁打を浴び先制されるも、その後は、6回まで3安打1失点と好投したが、勝利にはつながらなかった。
初めての決勝進出に、小針崇宏監督（40）は「県大会1回勝てるかどうかのチームが神宮大会で試合をやらせてもらって、決勝戦まで戦わせてもらった。いい経験をさせてもらった」と、チームの成長をたたえた。この4試合を振り返り、春までの課題に体力、スピード、パワーをあげ「日本一との差がまだまだあるような準優勝だと思います」と、話した。秋の大きな経験を財産に、春、日本一へ。さらなる成長を目指す。
