学校法人天理大は27日、天理(奈良)の硬式野球部監督に、現在は天理大で指揮を執る藤原忠理(ただまさ)監督(58)が就任すると発表した。来年1月1日付。

天理は春夏通算3度の甲子園優勝経験がある屈指の名門。すでに中村良二監督(55)が12月末で退任することが判明していた。

同校OBの藤原監督は母校・奈良産大(現奈良学園大)の監督をへて、14年から天理大の監督になり、計11度の阪神大学リーグ優勝に導いた。今秋はリーグ6連覇を達成し、明治神宮大会にも出場した。

天理大の監督には三幣(みぬさ)寛志コーチ(43)が就任する。

初めて高校を率いる藤原監督は「学生野球の観点で培ってきたものを高校でも生かしたい。大学生よりも少し目線を下げて、もっとコミュニケーションとってやれればと思っています。甲子園を目指す高校野球は注目されるので、チームを預かる以上、しっかりその舞台に立たせてあげられるように頑張りたいです」と話した。