日本高野連は8日、来春の第96回選抜高校野球大会(24年3月18日開幕、甲子園)の21世紀枠の地区候補9校を発表した。

近畿地区からは田辺(和歌山)が選ばれた。春のセンバツには、1947年と1948年に2年連続出場経験がある。

今秋、県大会で市和歌山と智弁和歌山相手に勝利し、準優勝に輝いた。52年ぶりに出場した近畿大会では、京都国際に延長2-3と善戦だった。

推薦理由の中には、学習と部活動を両立しながら、積極的に課外活動を行う姿勢や、選手の精神面のサポート体制が挙げられた。ベンチ入りメンバーが20名に満たない状況をプラスに捉え、指導者が部員1人1人と時間をかけて面談を行い、相談しやすい環境を整えている。

学校創立は、1896年でその2年後に野球部が始動した。

部員数は22人。全部員が田辺市や近隣市町の出身で2年生が9人、1年生9人、女子マネジャー4人で活動している。

来年1月26日の選考会で、9校のうち2校が甲子園の出場権を得る。