第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に出場する北海道代表の北海と21世紀枠で甲子園初出場する別海が26日、そろって北海道庁を表敬訪問し、センバツに向けて鈴木直道知事から激励を受けた。昨年の秋季道大会準決勝で対戦した2校が一堂に会し、センバツに向けた決意を新たにした。

北海の秋山秀司校長と別海の織井恒校長が鈴木知事にセンバツ出場を報告。北海の金沢光流主将(2年)は「秋より肉体的にも精神的にも強くなったと思うので、北海道の代表として(昨年の)夏以上の成績を残したい」と意気込みを語った。別海の中道航太郎主将(2年)は「まず1勝を目標に、別海らしい野球で町民や道民に勇気を届けられるように全力でプレーしたい」と1戦必勝を誓った。

鈴木知事は3年ぶり14度目の出場を果たした北海に対し「(昨年の)甲子園では道民に感動と興奮を与えてくれた。昨年の夏以上の結果を出せるよう頑張ってほしい」と鼓舞した。21世紀枠として春夏通じて初の甲子園出場を果たした別海には「農業用ビニールハウスを活用した練習に励み、地域と一体になって積み重ねた努力が実った。甲子園ではチーム一丸となって、1勝を挙げて母校に新たな歴史を刻んで」とエールを送った。