昨夏甲子園4強の神村学園(鹿児島)が関東王者の作新学院(栃木)を破り、10年ぶりのセンバツ白星を挙げた。鹿児島県勢は春夏甲子園100勝に到達した。

2回に1点を先制すると3回、プロ注目のスラッガー、4番正林輝大が右翼席へ大会第2号となるソロ本塁打を放った。5回には1死満塁から9番川下晃汰の2点適時打で4-0とした。1点差の8回には正林の適時打などで2点を追加した。

守っては先発の上川床勇希が5回まで無失点の好投。6回途中から継投に入り計4投手のリレーで3失点に抑え逃げ切った。

作新学院は「江川2世」として注目された大型右腕・小川哲平が5回4失点。打線も後半に追い上げたがビッグイニングを作れず2年連続の初戦突破を逃した。