春夏連続出場の関東第一のエース坂井遼投手(3年)が、春の悔しさを晴らした。センバツ開幕戦で敗れて以来、2度目の甲子園マウンドで6回無失点と好投し「勝利できてうれしい」と笑顔を見せた。

先発畠中が初回に先制を許すも、打線が3回に成井の左犠飛で勝ち越し。4回からバトンを託された坂井が期待に応えた。この日の最速148キロの直球を軸に北陸打線を封じた。

センバツでは9回に追いつかれ、延長11回タイブレークの末に敗戦。この日は最後までゼロ行進を続け「抑えることができたのは成長かな」と胸を張った。

坂井は、女手一つで育ててくれた母一恵さんに対して「ここまで野球を続けさせてくれてありがとう。プロに行って恩返しして、楽にさせたい」。応援席から見守った母も「たくましいです」と目を細めた。数々の思いを背負うエースが堂々の投球で、チームを19年以来5年ぶりの白星に導いた。

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