準々決勝2試合が行われ、今夏甲子園16強メンバー6人を擁す日本ハム新庄剛志監督の母校、西日本短大付が4-0で有明を下し、2季連続甲子園出場を当確にした。元日本代表捕手でJR九州の中野滋樹監督(44)を父に持つエース右腕、琉碧(るい)投手(2年)が公式戦初完封で貢献した。
エース中野が日本選手権に臨む父に続き、センバツとの“アベック出場”に当確ランプをともした。9回2死一塁。渾身(こんしん)の内角直球で見逃し三振を奪い、高校では公式戦初完封。夏春連続甲子園がほぼ確実となり「目標は(優勝して)神宮出場ですが、最低でもセンバツを達成できて良かった」と安堵(あんど)した。28日夜、父から「頑張れ」とLINEがあり、燃えていた。
変化球を多投し6回4安打2失点だった1回戦から一転、制球抜群の直球を軸に内外を突き、武器の低めスライダーで打ち取った。初戦で「力が入って突っ込んでいた」との反省も生きて危なげなかった。
奇しくも、JR九州の日本選手権初戦は、秋季九州大会決勝と同じ11月1日に予定されている。「先に全国行ってるぞ」と連絡をくれた父は目標でもあり「将来は選手として超えたい」という。大きな夢を抱き、偉大な父の背中を追う。【菊川光一】

