<高校野球秋田大会:秋田商4-3角館>◇23日◇決勝◇こまちスタジアム

 秋田商が延長15回の死闘を制し、2年連続17度目の甲子園出場を決めた。

 2度リードを許す苦しい展開だったが、3-2で迎えた8回無死満塁から4番斉藤悠哉内野手(3年)の三ゴロの間に同点。引き分け再試合もよぎり始めた15回、1死満塁から三浦大貴捕手(3年)が右翼へサヨナラ犠飛を放って決着をつけた。1人で15回198球を投げ抜いたエース右腕・佐々木泰裕(2年)は「後半はきつかったけど、ピンチで点をやらないことだけ考えた」と笑顔で大粒の汗をぬぐった。