<高校野球北北海道大会:旭川工10-0帯広三条>◇19日◇準決勝◇帯広の森

 北北海道決勝は05年と同一カード、遠軽と旭川工の顔合わせになった。旭川工は6回コールドで帯広三条に大勝し、7年ぶりの夏甲子園に王手を懸けた。

 旭川工打線がようやくお目覚めだ。13安打10得点の猛攻で、帯広三条の勢いを止めた。佐藤桂一監督(55)は「つないで点を取れたことが良かった」とホッとした表情で振り返った。地区2試合で29安打17得点の打線が、北大会では1回戦と準々決勝の2試合で16安打7得点。エース左腕の官野におんぶに抱っこだった攻撃陣は、奮起を誓って試合に臨んでいた。

 準々決勝後のミーティングで、反省点を洗いだした。生田主将は「大きいのを狙いすぎていた。後ろにつなぐ気持ちで、ライナー性の打球を打とうと」。18日の休養日に行った打撃練習では、各自がテーマ通りの打球を意識して取り組んだ。3打数3安打3打点の本田中堅手は「昨日の練習でいい感じがつかめていた」と言う。13安打のうち単打が10本と、意思統一された打線がつながった。

 官野も打線の援護で体力温存に成功。コールド勝ちを決める中前適時打を放った菅家右翼手は「これで万全な状態で明日は投げてくれると思う」と決勝での快投に期待した。エースも「これで1回戦、準々決勝の分も(体力が)回復する。決勝前に打ってくれて良かった」と88球で投げ終え、涼しい顔を見せた。7年前のリベンジに燃える遠軽を返り討ちにし、5度目の甲子園切符を手中にする。