<高校野球大阪大会:履正社9-2大商大堺>◇22日◇4回戦◇舞洲ベースボールスタジアム

 履正社がエース左腕東野龍二投手(3年)の投げて打っての活躍で大商大堺に7回コールド勝ちした。キレのいいストレート中心に3回まで完全投球。2回の攻撃では2死一、二塁から右越え三塁打と自らのバットで2点を先制した。

 しかし、その三塁打に落とし穴があった。「疲れてしまって」と苦笑い。三塁までの激走からペースダウン。4回、先頭打者に初安打されてから失点。7回には、ソロ弾も浴びた。しかし要所ではさすがの投球で毎回の7回11三振。初登板の高槻北との初戦でも7回14三振。奪三振率16・07のドクターKぶりだ。

 春の10番から今大会はエースナンバーを奪回した。「自分が背番号1なんでだれにも負けたくない」。背番号13の東範幸投手(3年)が2戦連続完封。刺激を受けてのマウンドだった。組み合わせで大阪桐蔭と対戦するなら決勝。「借りを返したいけど、その前に次の試合に集中したい」と力をこめた。