<高校野球大阪大会>◇25日◇4回戦

 延長10回の激闘の末、履正社がPL学園に8-7で競り勝った。

 1年前は抜けなかった打球が、左前に抜けた。激闘に決着をつけたのは江原祥太主将(二塁手=3年)のひと振りだった。延長10回、7-7の2死二、三塁で左前に決勝打。「やっとPLに勝てました」。2年分の思いが言葉にこもった。

 先輩のオリックスT-岡田がネット裏でかたずをのんだ熱戦。2-4の8回に3点を奪って勝ち越しながらその裏3点を返された。9回に山田哲人遊撃手(3年)が疲労による高熱でふらつきながら起死回生の2点打を放ち延長突入。10回に主将に好機が巡った。

 昨年7月31日の準決勝も同じ顔合わせで延長12回の死闘。最後の打者は江原だった。2点を追う12回裏2死満塁で遊直。「すごくいい当たりだったのに」。苦しい練習に負けそうになるたび両手を握り、ライナーの感触を思い起こしてきた。「夏の大阪で初めてPLに勝てました。でもまだ半分。PLに勝ってこの先負けるわけには行きません」と岡田龍生監督(49)は力を込めた。【堀まどか】