<高校野球奈良大会>◇27日◇準決勝

 天理は沼田優雅投手(3年)の完封で高田商を6-0で下し、2年連続34回目の決勝進出を決めた。決勝戦は智弁学園と28日午後1時から、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われる。

 試合は初回から天理打線が得点を重ね、3回までに5得点。1回は4番安田紘規遊撃手(3年)が中前1点適時打で先制。2回は亀沢英晃捕手が右中間に1点適時二塁打、3回には6番長谷川頌磨左翼手(2年)の2点中前適時打などで加点した。投げては先発の沼田が9回4安打無失点で完封劇を演じた。

 97年以来、奈良大会では13年ぶりに智弁学園と決勝を戦う天理の森川芳夫監督(54)は「春季大会でも打ち合いになった相手。ウチの投手の踏ん張りがカギ。明日は総動員で臨みます」と気合を入れ直していた。