<全国高校野球選手権:九州学院8-7鹿児島実>◇16日◇3回戦

 鹿児島実(鹿児島)は9回に3点差を追いつき、2死二、三塁とサヨナラのチャンスを迎えたが、5番浜田竜之祐(2年)が一ゴロ。結局、延長10回に勝ち越されて敗れた。

 左足太ももの肉離れで、ドクターストップがかかっていたにもかかわらず出場していた関山公平捕手(3年)は、2安打を放ったものの10回の最終打席は三振に倒れて最後の打者に。「足は関係ない。今朝走ったときは少し痛かったけど、出るからには関係ないと思った」。言い訳はしなかったが、瞳からは無念の涙がこぼれた。