巨人が来年2月にホークス(南海、ダイエー、ソフトバンク)とのOB戦を行うと1日、発表した。

 来年で宮崎キャンプ60年、ホークスが球団創立80周年を迎えることを記念し、同10日に宮崎サンマリンスタジアムで有料試合として開催される。巨人は長嶋茂雄終身名誉監督が「背番号3」で総監督を務め、ソフトバンク王貞治球団会長、柴田勲氏、中畑清氏、原辰徳氏らが出場予定。松井秀喜氏にも参加を要請中だという。ホークスは秋山幸二氏、工藤公康監督、小久保裕紀氏、城島健司氏が出場予定。

 長嶋同監督は「宮崎キャンプと言えば、若いころは旧県営球場で泥だらけになって技術を磨き、監督になってからも、あの広い県総合運動公園があふれるほどの方々にご来場いただき、大きな声援を受けたのが思い出深く、巨人軍の歴史、そして私の野球人生の礎と言える地です。宮崎の方々は温かく、キャンプの際には大変なご協力をいただいており、今でも毎年訪れるのを楽しみしています。そしてホークスは現役時代に日本シリーズで5度も死闘を繰り広げ、00年には王監督との『ONミレニアム対決』が実現するなど大変、縁の深いチームです。王さんら両チームのOBの方々と再会できることを思い浮かべ、今からワクワクしています」と期待を寄せた。

 王副会長は「私のプロ野球選手としてのスタートは宮崎。その年が巨人の宮崎キャンプ1年目でもあったので特別な思いがあります。この記念行事を通じて、歴史と伝統をあらためて感じていただけたら」とコメントした。