阪神西岡が晩秋の安芸で実戦に臨む。金本監督は若手中心の秋季キャンプに参加することになった西岡について「野球する体力をもう1回つけようかな、と」と説明。秋季キャンプで予定されている実戦についても「そうやな。人数的にね。紅白やるなら、足りないし」と、投入する考えを示した。

 西岡が30日、コメントすることはなかったが、もちろん燃えている。今季は7月17日の広島戦(甲子園)で左アキレス腱(けん)断裂の大けがから復帰したが、左足かかとの打撲、背中の張りによる2軍降格。CSに呼ばれることはなかった。

 秋季練習最終日の甲子園では、金属バットを使用するなどしてフリー打撃を敢行。鬱積(うっせき)していた思いを晴らすように、次々と白球をスタンドに運んだ。逆襲は安芸から-。虎のスピードスターが、若手に交じって泥にまみれる。