楽天からドラフト6位で指名された仙台育英・西巻賢二内野手(18)が9日、宮城・多賀城市内の海鮮料理店「鳥善」で契約合意した。

 楽天ジュニアに所属していた小6時以来となる楽天のユニホームを着用し「実感がわいてきました。自覚とともにワクワクした気持ちです。新人らしく明るく、守備でアピールしたい」と笑顔。今夏の甲子園で強豪大阪桐蔭を破っての8強に導き、U18W杯(カナダ)銅メダルを獲得した高校日本代表でも活躍。遊撃手として守備では早くも即戦力の評価を得ているが「常に1軍にいられるような、安定した成績を残したい。将来は守備を生かしてゴールデングラブ賞をとりたい」と誓った。

 来年1月の入寮までは、仙台育英の後輩たちと汗を流すつもりだ。「バットは、とにかく数を振るようにしています」。ティー打撃などを含め、毎日300~500をノルマとしている。福島・会津若松市出身で地元東北のチームからの指名を喜び「東北や福島は東日本大震災だったり特別な地域。地元に選んでいただいたのは何かの縁。今まで(楽天に)ガッツあるプレーや全力プレーで元気をもらってきたので、今度は自分の番。元気や勇気を与えられたらいい」と意気込んだ。

 今後は22日に入団発表を行い、23日のファン感謝祭(Koboパーク宮城)でお披露目される予定だ。