昨季限りで東都大学リーグの東洋大の監督を勇退した高橋昭雄氏(69)が13日、監督生活46年間の功績をたたえられ、東京・文京区の同大で竹村牧男学長から感謝状を授与された。初江夫人と授与式に出席した高橋氏は「学校をあげてこのような感謝状をいただき、監督冥利(みょうり)に尽きます。こんなに幸せなことはありません。本当に名誉なことで、感謝に尽きます」と笑顔で話した。

 授与式では竹村学長から最も印象に残る試合を聞かれ、「初優勝は今でも忘れません」と答えた。監督生活46年間で1部リーグ最多の542勝をマーク。リーグ戦は通算18度の優勝で、全日本大学選手権を4度、明治神宮大会を2度制した。ソフトバンク達川光男ヘッドコーチ、元西武の松沼博久氏、元巨人の清水隆行氏、ロッテ鈴木大地ら40人以上の教え子をプロに輩出した。