追い込まれても大丈夫です! 阪神大山が適時二塁打を含むマルチ安打で存在感を示した。6回1死一、二塁で、フルカウントからDeNA笠井の外角高め直球を逆らわずにスイング。右翼線にはじきかえし適時二塁打とした。続く第4打席もカウント2-2から変化球を押っつけて右前打。ともに追い込まれてからの快音だ。試合後は「練習です」と汗をぬぐい、小走りで室内練習場へ消えた。

 侍ジャパンのエキスを吸収し、すぐに結果を出した。金本監督は「パンパンと空振りしても、最後ちょっと変化球が浮いてきたら、パーンと右に打ったりね。真っすぐにしても。実戦の対応力でしょう、そこは」と絶賛。今季は6番を任される可能性も十分にある。ポイントゲッターになるかと問われた指揮官は「ですね、まあ」。実戦13打席ぶり、侍ジャパンを含むと18打席ぶりとなる安打を放ち、大山が復調をアピールした。