ソフトバンク工藤監督が、新必殺技の「スクイズ的エンドラン」をナインに再確認させた。無死、または1死で走者が三塁の場面で使用。三塁走者はスクイズのように、投手が投球動作に入ったら本塁へスタートし、打者はバントではなくエンドランのように何とかバットに当て転がす。

 28日はヤフオクドームで柳田らも参加させ、本塁へ突入するタイミングを確認。工藤監督は「失敗することは考えていない。こういう攻撃もありますよということ」と説明した。

 オープン戦でもすでに2度仕掛けた。14日の巨人戦では1死一、三塁から甲斐が倒れ込みながら二ゴロを放ち成功。17日のロッテ戦では三塁走者上林がバットに当たった後にスタートを切り憤死。試合後ゴロゴーではなくスクイズと同じスタートだと確認したこともあった。工藤監督はこれまでもセーフティースクイズを多用してきたが、さらに攻撃の幅が広がりそうだ。