日本ハム中田が「こどもの日」に2年連続アーチを架けた。1点リードの6回。「絶対に打ってやろうと思った」と狙いを外角球に絞り、捉えた打球は逆方向の右翼席中段へ。10試合ぶり、ダメ押しの7号ソロに「気持ち良かったです」。ちょうど1年前の5月5日も本塁打を届けた。「野球のカッコ良さを伝えたいと毎年思う」。妻と2女が観戦する中、今年もその思いを豪快な1発に変えた。

 お立ち台で子どもインタビュアーから、幼少時の夢を聞かれ「動物園の飼育員」と告白。無類の生き物好きで、現在はホワイトザリガニ2匹を飼育中。名前はないが、娘とのエサやりタイムが癒やしのひととき。「その辺のドブのザリガニなんか飼わない」と一般的な赤黒いザリガニと違い、水質管理が難しいとされる“高級ザリガニ”。飼育員の夢は趣味で納め「野球少年が、もっともっと増えてもらいたい」と、新たな思いを本塁打に込めていく。