今日18日の広島戦(マツダ)の先発を予定しているヤクルトのデービッド・ブキャナン投手が、広島打線への警戒心を強めた。

 登板前日の17日はマツダスタジアムでの全体練習に参加し、ダッシュなどで汗を流した。広島戦は今季3度目。今月4日の対戦では今季初完封をマークしている。それでも「素晴らしいラインアップをそろえているチームだということは、誰も否定できないと思う。どのイニングでも点を取ってこようという迫力を出してくるチーム。簡単に3アウトを取れるチームじゃない」と表情を引き締めた。

 油断することなく調整を続ける勤勉さが、好調の要因の1つといえる。17日現在、7試合で4勝1敗、防御率はリーグ2位の1・78。現在2連勝中で、前回登板の11日DeNAは7回途中3失点の粘投で、29回目の誕生日に勝利で花を添えた。試合後、横浜スタジアムからアシュリー夫人と電車で帰る際には、車内で声を掛けたそうにしていたヤクルトファンに気付き、自ら声を掛けて球場で贈られた誕生日ケーキをお裾分けしたという。「ヤクルトファンはいつも熱心に応援してくれるし、本当にありがたいよ」と笑顔で話すナイスガイは、今日も勝利に導く好投で、ファンに喜びを届けるつもりだ。