阪神鳥谷敬内野手が6日中日戦(甲子園)以来のヒットを放った。

 6回に代打で出場すると、風張の5球目を振り抜き中前へ落とした。この試合前まで13打席ノーヒット。代打としては4月28日広島戦(マツダスタジアム)以来のヒットとなった。

 20日の中日戦(ナゴヤドーム)で鳥谷は10試合ぶりに「7番二塁」で先発したが、結果は3打数無安打。連続試合出場を1934試合に伸ばしたが、6回には一塁悪送球の失策もあった。金本監督は記録を今後も配慮するか、と問われると「もちろんね、本人と話さないといけないところもあるだろうし。(片岡)ヘッドはちょくちょく話はしてるんだけどね」と鳥谷と話し合うことを示唆し、新人の04年から続く連続試合出場が止まる可能性も出ていた。

 そんな厳しい状況でのヒット。岡山・倉敷のファンから大歓声を浴びた背番号1は、少ないチャンスの中で意地を見せた。