13年ドラフト1位のソフトバンク加治屋蓮投手(26)が、プロ初勝利を挙げた。0-0の8回に5番手で登板。2死満塁のピンチを招きながらも無失点に抑えた。9回に味方打線が1点を奪い、うれしい白星がついた。

 「特別な感じはします。プロで1勝できたのは自信にして、中継ぎとして1イニングずつやっていくこと。自分に勝ちがついたことより、チームが勝てたことがうれしい」と控えめに喜んだ。

 この日は13年ドラフトで入団した4人全員が出場した。3位岡本が先発、1位の加治屋から、最後は2位の森へリレーした。加治屋は「岡本がいい投球をしてくれたので、その思いをみんなでつなぎきった」と笑った。4位上林は無安打ながら、3回には右翼への安打で二塁を狙った植田を好返球で刺した。13年ドラフト組がいい流れを作り、30日には13年育成ドラフト1位の石川が先発する。