巨人和田恋外野手(22)が「4番DH」でスタメン出場し、リーグトップの日本ハム清宮に並ぶ10号3ランを放った。

 5点リードの8回1死一、三塁。3ボールからヤクルト・ジュリアスの内角直球を強振。打った瞬間に本塁打と分かる左中間への強烈な当たりに、中堅手、左翼手は足を止めた。打球は左中間奥のネット最上段へ突き刺さる特大の1発となった。「3ボールから思い切り、いけました。10本はひとつ目安にしていた数字なので、打てて良かったです」と納得顔だった。

 第1打席ではヤクルト先発の館山から右前打を放っており、5打数2安打3打点。6試合連続マルチ安打を記録した。

 5年目の大砲候補は今季イースタン・リーグでで50試合に出場し、185打数67安打でリーグ2位の打率3割6分2厘、リーグトップの49打点。3冠王を狙える活躍を見せ、自身初の1軍出場へ牙を研いでいる。