阪神金本監督がプロ5年目の陽川の外野起用プランを口にした。4試合連続先発中で、いずれも安打をマーク。6月上旬に1軍昇格すると主に一塁でスタメン出場し、47打数16安打、打率3割4分、1本塁打と活躍。当初は不振のロサリオの代役扱いだったが、必死にチャンスにしがみつく。

 25日、2軍調整中のロサリオの昇格時期を問われた指揮官は「陽川がいいしね。陽川が頑張っているから」と名指しした。今季は三塁でも1試合先発し、2軍では左翼や右翼など外野でも出場。ベテラン福留の休養日など外野での起用の可能性について「考えていかんとな」とうなずいた。

 2軍では昨季まで本塁打と打点で2年連続の2冠を達成したが、これまで1軍では結果を残せなかった。指揮官は「1軍レベルの投手に対応力が出てきたんじゃないか」と目を細める。2軍の帝王に、最大のチャンスが訪れている。