阪神がヤクルトに敗れ、野村監督の率いた01年以来、17年ぶりの最下位が確定した。

前夜、金本監督就任以降ワースト更新となる77敗目を喫したばかりだが、この日もヤクルトに序盤、大量6点を奪われ、後半追い上げたものの悪夢の10連敗で78敗目。借金も今季最多を更新する「18」にまで膨れあがった。

先発才木が誤算だった。ヤクルトの初回、雄平に2点適時二塁打。2回には坂口の適時三塁打、バレンティンにも38号3ランを浴び、2回6失点でKOされた。

阪神は5回に二ゴロ併殺が崩れ、ヤクルト遊撃・西浦が一塁悪送球の間に1点を返した。

5点を追う阪神は8回に打線が爆発。5番大山の左前適時打、6番陽川の中越え二塁打、7番梅野の右前適時打と続き、一挙4点を奪い1点差と詰め寄った。

1点ビハインドで迎えた阪神は、ヤクルトの守護神石山に3者凡退で勝利に届かず、屈辱の「10・8」となった。