ソフトバンクが4連勝で、広島を下し通算4勝1敗1分けで2年連続9度目の日本一に輝いた。広島は34年ぶり4度目の日本一はならなかった。

シーズン2位から下克上で、パ・リーグ球団では史上初となるセ・リーグ6球団制覇を達成した。

工藤監督は2年連続3度目の頂点。選手時代に11度、監督3度で計4度の日本一は、王会長の13度(選手11度、監督2度)を抜き単独3位となった。

試合はソフトバンクが先手を取った。4回、先頭柳田が四球で出塁すると中村晃が左前で続き無死一、二塁。内川が2戦連続となる犠打を決め1死二、三塁とし、続く西田のスクイズで先制した。

続く5回2死走者なしからグラシアルが、広島先発ジョンソンから左越えに日本シリーズ初となるソロアーチで加点した。

先発バンデンハークは6回を4安打無失点、10奪三振の好投。先発マスクの甲斐も初回に日本シリーズ新記録となる5連続盗塁を阻止。2回にも二盗を阻止し6連続と記録を更新し先発バンデンハークを強力サポートした。

7回からは武田、嘉弥真、9回は守護神・森とつなぎ完封リレーで頂点をつかんだ。