前阪神監督の金本知憲氏(50)が11日、大阪市内で、ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜午後11時17分=関西地区、2月8日放送)に、顧問として出演し、まだ見ぬ孫との「野球対決」に思いをはせた。

熱烈な阪神ファンの俳優西田敏行(71)が局長を務める同番組には、13年3月以来、6年ぶり4回目の出演。祖父が孫と短距離走対決する依頼を見て「いち早く孫がほしくなった」と漏らした。

出演後、取材に応じた金本氏は、孫への思いについて「僕は息子がいないんでね。(孫が男子なら)孫なら野球をさせてもいいかな。対決してみたいですね。でも、だったら投手にさせなきゃですね」。自身は、右肩を痛めて引退しており「僕はピッチャーできないから」と言い、孫には投手をさせると夢を広げ「僕が打つ方で。打席に立ってね」とニッコリ。娘は結婚もまだだが、将来への思いはふくらむばかりだった。

監督職を離れ、自由な時間も増えたが「とくに、今、やりたいことは…」と考えつつも「食べ歩きですかね」。この日のようなバラエティー出演も「楽しい」と言い「話をいただければ」出演する意向だという。

「探偵-」も以前からファンで、プライベートでも見ることはあるといい、西田局長との息もぴったり。この日、西田局長から「日本の野球ファンの大事な、大事な宝です」と紹介されると、照れ笑い。続けて、西田から「監督在任中は、いろいろありがとうございました」と、ファン代表としてあいさつを受けると、間髪入れずに「(監督は)やるもんじゃないですね」と返し、笑わせた。

ただし、探偵役での出演には「僕はあんなにおもしろく(リポート)はできない。向いてないと思うんで、依頼者の方で(登場したい)」。現在、依頼ネタは「すぐに思いつかない」と苦笑したが「今度、しっかり考えて(依頼を)出したいですね」と話していた。