5年連続6度目の開幕投手を務める阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)が「足固め」をして大役に臨む。28日、京セラドーム大阪での全体練習に参加した右腕は「心身ともに充実した準備期間を過ごせた。シーズンが楽しみ」と自信満々で話した。

足元にも心配はない。京セラドーム大阪は今年から「エリート」という粘土質の土をマウンドに導入していることが判明。3月のオープン戦などで使用してきた。甲子園などが採用する「ブラックスティック」に比べると粘土質がワンランク弱い。同球場のグラウンドキーパーは「甲子園に比べると粘りが優しい。それほど足に負担がかかることもないと思います」と説明。22日オリックス戦で先発したメッセンジャーも足元の感覚に「あのままでいい」と歓迎したという。

今季初戦の快投を後押しする「足固め」も整った。今季から日本人選手扱いとなった助っ人が、開幕戦で日米通算100勝を達成し、チームを勢いに乗せる。