プロ初登板初先発した阪神浜地が、巨人打線にはね返された。

2本の本塁打を浴びるなど、4回9安打6失点で降板した。

初回、先頭の吉川尚に全球直球勝負を挑んで遊ゴロに仕留めた。だが、2死一塁から4番岡本に先制2ランを被弾。4回には2死一、二塁から坂本勇に3ランを献上した。「自分の持っている力を出せなかったのもありますし、実力不足です。力不足が明白になったと思うので、またしっかりやっていきたい」と声を振り絞った。

矢野燿大監督は「変化球がどうしても緩むよね。横から見ていても、ちょっと緩んでいるなというところで仕留められている。ストライクゾーンの甘いところに来ているのもプラスされている」と厳しい表情。浜地は2軍降格となる方向だ。「次また投げられるなら、成長して勝てる投球ができるように戻ってきたいと思います」。3バント失敗などを含めて6三振を奪うなど球のキレは感じさせるシーンはあった。苦い経験を必ず糧にする。