阪急OBの福本豊氏(71)がセレモニアルピッチに登場した。

この日は「KANSAI CLASSIC 2019」と銘打たれたシリーズの最終戦。70、71年阪急時代の背番号40のユニホームを着てマウンドに上がった。打者には小田裕也外野手、捕手は西浦颯大外野手が務めた。通算1065盗塁の日本記録を持つレジェンドの投球は見事にど真ん中ストライクに決まった。「届くかなーと思ったけど、山なりで届きました」と振り返った。

プロ2年目の70年には75盗塁を決め、初の盗塁王に輝いた。当時の復刻ユニホームに袖を通し「思い出はないですね。それより必死に練習していたことばっかりでした」と語った。最下位が続くチーム状況については「まだ(首位と)6ゲーム差、頑張ったらそこそこええとこにいける」と期待しながら「投手が頑張ってるけど、バッターが頑張らないといけない」と苦言を呈した。