阪神ジェフリー・マルテ内野手が甲子園誕生95周年を祝うV打を決めた。同点で迎えた6回2死三塁。中日ロメロの外角直球をたたき、勝ち越しの中前打を放った。直前に無死一、二塁で新助っ人ソラーテが併殺に打ち取られ、しぼみかけたチャンス。「仲間、チームとして野球をやっている。誰かができなければ誰かがやる」と、再び流れを呼び戻した。

4試合ぶりの打点だが、2回の左翼線二塁打とあわせ6試合連続安打。一塁の守備でも1回無死一塁で2番大島の一、二塁間の打球をしっかりさばき、先発藤浪を助けた。ソラーテとのツイン砲は欠かせぬ存在。甲子園の記念日に勝利を飾り「今それを聞いて、よりうれしい気持ちになった。2勝1敗で勝ち越したのも大きい。自分のやることをしっかりやって、チームが勝つ、それを続けていきたい」と最高の笑みを浮かべていた。