オリックスが執念の逆転勝ちで勝負の11連戦を白星発進した。劣勢の流れを変えたのは小島脩平内野手だ。

2点を追う7回先頭で西野の高め直球を捉えた。右翼スタンドに運ぶ4号ソロで反撃ののろしを上げた。「完璧でした。2点差だったので、ワンチャンスでいけると思った」。1点差に迫って迎えた8回無死二、三塁の打席では低め変化球をしぶとく右前に転がす同点打。この回の逆転劇につなげた。

小島は9回の第5打席でも中前適時打を放ち、3安打3打点。プロ8年目にして自己最多の3打点に「よかったです。得点圏で全然打てていなかったので」と笑顔をみせた。

打線は小島の猛打賞を含め2ケタ安打。守備も6投手による継投が実り、ロッテ4連戦の頭をとった。西村監督は「大きな1勝。1つ1つ勝って、はい上がっていかないと」。5位日本ハムが敗れ、ゲーム差なしに接近。待望の最下位脱出は目前だ。