巨人が、17日に行われるドラフト会議で星稜(石川)奥川恭伸投手(3年)を1位指名の筆頭候補に挙げていることが4日、分かった。東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を開き、候補選手の絞り込み作業を行った。

1位候補に当たるA評価は計8人。大船渡(岩手)佐々木朗希投手(3年)もトップランクに位置付ける中、奥川に対しては「将来性」と「即戦力」の両面で高く評価する。直前まで情勢を見極めながら、16日に最終決断を下す。

長谷川スカウト部長は2日に創志学園(岡山)西純矢投手とも面談した。「首がすごく太いし下半身しっかりしている。バッターに向かっていく姿勢とか、一番監督が好きなタイプじゃない」と評価。東邦(愛知)石川昂弥内野手、桐蔭学園(神奈川)森敬斗内野手については「金属と木のバットであまり感覚のズレがない」と評し、捕手では東海大・海野隆司をAランクにリストアップ。「(阿部)慎之助が引退することになった。捕ってからの速さとか実戦向き」と期待した。