ロッテ益田直也投手(30)が、今季取得した国内FA権を行使せず残留する意思を固めたことが29日、分かった。関係者によると、球団から複数年契約の提示を受け、権利を行使するか否か熟考。複数回の交渉を重ねる中で熱意を感じ、ロッテでプレーしたい気持ちが高まったとみられる。

他球団からの評価を聞いてみたい気持ちを持っていたが、入団から熱い声援を送り続けてくれたファンやチームメートと自身初のリーグ優勝や日本一を達成したい思いが強まったという。

宣言残留も認められるため去就は未定だが、チームリーダーの鈴木が28日にFA権の行使を表明。ダブル流出となれば、チームにとっては大きな痛手だった。今季60試合に登板した守護神は、来季以降もピンストライプのユニホームに袖を通す。