ロッテ河合克美オーナー代行(67)が26日、12月から社長職を兼務することが決定してから初めて取材に応じた。

18年2月のオーナー代行就任以来「前任社長の山室(晋也)さんともいつも話していたが、球団の運営は事業と球団の両輪が回らないといけない。そのために、何が足りないのか、どこを強化していくのかからスタートした2年間だった」と話した。

事業に関しては、昨年球団創設50年目にして、初の黒字化に成功。今年も黒字が見込まれており「その分をどうやってチームの強化に回せるかになってくる。強化すべきはどこなのか。これを短期的な視点と中長期的の視点、両方で見ないといけない。まだまだチームが強くなれば、球団の魅力が上がり、観客動員も増えて、上に向いたスパイラルで上がっていける」と展望を明かした。

今オフは、この日獲得を発表したソフトバンク福田を含め、楽天美馬と2選手を獲得。球団としての地力がつき、十分な補強を行えるようになってきた。

結果は4位に終わったが、今季は最終戦までAクラス争いを繰り広げたこと例に挙げ「最後の4試合は満員御礼だった。これこそ理想。これを続けて優勝争いをすることでファンの方にわくわくどきどきを、感動、勇気を与えることにつながる」と意気込んだ。