阪神、オリックス、ヤンキースなどでプレーした井川慶投手(40)が11月30日、現役復帰を表明した新庄剛志氏(47)への期待感を明かした。

この日、大阪市内で開催された阪神タイガースOB会に「(OB会長の)川藤さんに呼んでいただきました」と阪神退団後、初めて出席。先輩OBの新庄氏について「どんな姿でプレーされるのか、自分も楽しみです」と語った。

井川自身は、現役を続行中。17年に関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズを退団。現在は所属チームこそないが、再びマウンドに上がる日を目指してトレーニングに励んでいる。「自分もトレーニングを続けているので、1人じゃない、と思いました」と47歳で現役復帰を宣言した阪神、メジャーの先輩の意気込みに励まされた。「新庄さんの方が、現実味がありますよね」と花を持たせたが、もちろん負けてはいられない。

阪神時代の01年から6年連続で年間27試合以上の登板数を誇った左腕も「今はケガが多くて。ちょっと片付けをしたら腰を痛めたりするんで」と苦笑。それでもキャッチボールやランニングなどで体を鍛え続ける。井川の旅も、まだまだ終わらない。【堀まどか】