阪神秋山拓巳投手が7日、愛媛・西条市で選手会イベントの「キャッチボールクラシック2019全国大会」に参加し、3年ぶりの2桁勝利&規定投球回到達を誓った。17年に159回1/3を投げ、自己最多の12勝(6敗)を挙げたがここ2年は沈黙。

「ローテに入ったら規定だけでは足りない。やれる自信はある」と、意気込みを明かした。昨オフは右膝の手術で調整が遅れたが、今回は万全の状態で開幕へ逆算調整。「運動量は増やせる。しっかり動いて、量をこなしたい」と1年間戦う体力強化に余念がない。

この日は全国から集まった小、中学生約630人にキャッチボール教室を開いた。リリース時に力を入れる体や軸足の使い方などをレクチャー。「(僕もリリースが)強くなればいいですね」。母校の西条高はこの日の会場のすぐ近く。第2の故郷で初心に帰り、心を新たにした。【只松憲】