ソフトバンク和田毅投手(38)が、あらためて「西武松坂」とのライバル対決を熱望した。11日に練習のため、ヤフオクドーム(福岡市中央区)に姿を見せた和田は、西武入団会見後に松坂と連絡を取り合ったことを明かし「また西武のユニホーム姿を見られるのはうれしいと伝えた」と大歓迎した。

今季まで、松坂は中日に所属したため対戦する機会は限られていたが、同じパ・リーグになる。「今度は同じリーグなので、対戦できるよう、まずは自分は開幕からローテーションにしっかり入って投げられるようになることが大事」とキッパリ。ここ2シーズンは優勝を争う2チームだけに、優勝争いはもちろん「クライマックスで投げ合うこともあるかもしれない。まずはしっかりレギュラーシーズンで結果を残さないといけません」と自らを奮いたたせていた。

11月の秋季キャンプは自ら参加の意思を見せて若手とともに汗を流した。「この12月の状態をみれば、行ってよかったと思うし、手応えはある」。この日も「一通りはこなした」とウエートトレーニング、体幹トレーニング、ネットスロー30~40球で汗を流した。「これからもっとキャッチボールの距離を増やし、遠投でしっかり腕が振れるようになれれば」と心は来春キャンプ初日に向いている。

「来年度はみんな40歳になるシーズン。そこまで自分も戦える状況にいることは幸せだと感じていきたい」。松坂の西武ユニホーム姿を喜んだ和田は、来季その姿を見て闘志を燃やす。【浦田由紀夫】