オリックス中川圭太内野手(23)が、プロ2年目の来季は「ミスター・ツーベース」を狙う。

16日は大阪・枚方市内でカンテレ「こやぶるSPORTS 大忘年会」の収録に参加し、関西外大キャンパス内を激走。共演したお笑いタレントの森脇健児から「交流戦首位打者おめでとう!」とねぎらわれ、来季へのモチベーションもいっそう上昇。二塁打量産へターゲットを定めた。

中川の今季二塁打は21本で、リーグ1位はロッテ荻野の35本。努力次第で追いつき、追い越せる目標だ。オフまっただ中の今も、舞洲の球団施設で「野手の間を抜くイメージで、強く速い打球を打てるように」とフォームをチェックしながら打撃練習を続ける。さらに「ボールを見る視力を衰えさせないようにしたい」と自己流の“ビジョントレ”に取り組む。

東洋大時代は、最速に設定した打撃マシンの球を打ち返さず、ひたすら見る練習を続けていた。プロ初のオフは、大学時代から続ける練習法で目を鍛えつつ、チームの打撃投手に投げてもらい、生きた球も打つ。「二塁打にこだわりたい」と明かした中川。チームの大先輩、谷佳知が01年に残したプロ野球記録の52本も目指していく。【堀まどか】