巨人原監督が「第6の外国人」発掘へ、阿部2軍監督率いるファーム練習を初視察した。午後1時過ぎ、育成選手として新入団したナティーノ・ディプラン投手(26=ブルワーズ2A)のシート打撃登板に合わせてサンマリン宮崎を出発。元木ヘッドコーチ、宮本投手チーフコーチらとともにネット裏から見守った。

今キャンプは4年ぶりに全選手が宮崎からスタート。「そういうのが狙い」とファームを含めた選手の力量を見極める環境を求めた。ピリピリとした緊張感の中、先発候補のディプランは最速150キロをマーク。打者3人に16球を投げ、バットを2本へし折った。指揮官は「めりはりが利いているし、真っすぐも変化球もいい」と評価。9日の紅白戦登板で結果を出せば、沖縄2次キャンプでの1軍昇格も現実味を帯びる。「十分チャンスがある。先発の外国人はCC(メルセデス)とサンチェスしかいない」と期待した。