巨人1軍のリベンジマッチが実現する。原辰徳監督(61)が7日、宮崎キャンプ最終クール中に当初予定されてなかった「1軍VS2、3軍」の紅白戦を組み込む考えを示した。

4日の「1軍VS2、3軍」は阿部2軍監督率いるファーム組に1-7で大敗。12日に6イニング制で再戦予定で「オレが言うことじゃないけど、雪辱があるんじゃない。今度は1軍が先攻になる」と競争心をあおった。

当初は8、9日の1軍紅白戦で宮崎の実戦を打ち上げ、15日からの沖縄キャンプメンバーを決定する予定だった。1軍を指揮する元木ヘッドコーチは「前回は1軍も屈辱的な負けをしたし、打たれたピッチャー、抑えられたバッターは崖っぷち」と1軍側から申し入れた格好で再戦が実現。「9日である程度入れ替える。(12日は)ラストチャンス。良かったら上げるしダメなら落ちる。沖縄に行くと言っても旅行に行くわけじゃない。沖縄でもサバイバル」と続けた。

8日の1軍紅白戦は、ファームからモタ、吉川大がスタメンのチャンスをつかんだ。原監督はキャンプ前から徹底した実力至上主義を宣言。「もう1試合やるべきだろうと。あれだけファーム軍の喜びようというのはね」と、さらなるチーム内競争を待ち望んでいる。【前田祐輔】